宮本武蔵『兵法35か条』のゆる~い現代語訳です。今回は第7条「相手との距離」と第8条「心のもち方」です。
第7条 相手との距離
おおまかに言うと、こちらの刀が相手にあたる距離では、相手の刀もこちらにあたります。
相手を傷つけようとすれば、自分も傷つくものです。
それを忘れずに、よく工夫してみてはいかがでしょう。
第8条 心のもち方
私が理想とする心のもち方は、つぎのようなものです。
弱気にならず、調子に乗らず、小手先の計算はせず、恐れず、まっずぐに、のびのびと。
ひとつのことに集中する「意」のこころは、ほどほどに。
広く全体を感じる「心」のこころを強くします。
心を水にして、そのときどきで状況に応じます。
水は深い色にもなり、一滴にもなり、青い海にもなります。