宮本武蔵『五輪書』水の巻(16)のゆるい現代語訳です。有名な「無念無相」のはなしです。
無念無相のこと
自分と相手が
ちょうど同じタイミングで
打って出たときは、どうするか?
一瞬の判断が勝負を決めることになります。
でも、
実際のところ、
判断している暇なんて
ありませんよね。
そういうときは無念無相です。
つまり、
一瞬のうちに、
心も身体も準備をととのえ、
自分でも気が付かないほど自然に、
渾身の一撃を繰り出す…
これが無念無相。
考えるよりも先に、思うよりも先に、
心と体が反応するわけですね。
とても重要な戦い方です。
実戦ではよく経験することなので、
しっかり練習しておくといいですよ。