宮本武蔵の書いた『兵法35か条』のゆるい現代語訳です。今回は第14条と15条です。
第14条 渡を越す
こちらから仕掛けた瞬間、もしも「ん。これはちょっと不利そうだな…」と思ったら…
体も足も、相手にぴったりとくっつけてしまってください。
逆に、ぶつかりあった瞬間、自分のほうが有利だと思ったら、気にすることはありません。
これと通じるような内容は、ほかの条項にも書いておきますので、参考にしてみてくださいね。
第15条 刀に替わる身
刀と体と心…。
この3つを動かすタイミングの話です。
刀を打ち出すときは、体がつられないようにしてください。
また…
体を「打ち込みの態勢」に見せようとするときは、刀の動きは後回しです。
これは空の心です。
刀と体と心。これらを、同時に打ち出すことはありません。
ケースバイケースで、心を内に残したり、体を内に残したりします。
ぜひ研究してみてください。