五輪書の現代語訳その45

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宮本武蔵『五輪書』火の巻(2)のゆるい現代語訳です。3種類のイニシアティブ(3つの先)について武蔵が語っています。

イニシアティブをとる

 

どうも。宮本武蔵です。

今回は、イニシアティブについてです。

人とのかかわりの中で、イニシアティブを取りたい場面ってありますよね。

人と人のかかわりには、つぎの3つのパターンがあります。

それぞれのパターンで、イニシアティブの取り方を見ていきましょう。

 

パターン1。

自分の方から積極的にかかわっていく場合です。

このときのコツは…

はじめは静かにゆったりとして、イニシアティブなんか取らないよ、という態度でいることです。

そうしておきながら、すばやく、力強く先手を取ります。

 

ただし…

先手を取ることにばかり気を取られてはいけません。

心の奥底には、ゆったりとした余裕を残しておきます。

こちらからかかわっていく場合には、以下のような手もあります。

気持ちを強くして、ふだんより少しだけテキパキと物事をすすめます。

相手との距離が縮まったら不意に先手をとります。

また…

心の迷いを捨て、一貫して相手をしのぐ気持ちで接する方法もあります。

 

パターン2。

相手の方から積極的にかかわってきた場合です。

こういうときは、相手のことを少しも気にしていない態度を取ります。

もっといえば、弱いふりをして、相手をスルーすると見せかけます。

それでも相手がかかわってきたら、一気に相手と距離をとって、反撃の構えを示します。

その一瞬、相手がひるんだ隙をとらえてイニシアティブを握ります。

 

あと、こういう手もあります。

相手がかかわってきたとき、こちらが相手よりもさらに強いエネルギーで対応するんです。

こうして相手の調子を崩し、その隙にイニシアティブをとる。

これもひとつの方法です。

 

パターン3。

自分からも相手からも同時にかかわり合うパターンです。

これは相手の態度によって2つのケースに分かれます。

 

その1。

相手がすばやくガガガーっと来るときは、こちらは静かにゆったりと、それでいて力強く対応します。

相手が接近してきたら、一気に思い切った態度に出て相手をひるませます。

その心の隙を突いて、イニシアティブをとるんです。

 

その2。

相手が静かにかかわってくるときは、こちらは身を浮かすような心持ちで少しテンポよく対応します。

相手が接近してきたら、一つ二つやりとりをして、相手のようすを見ながら一気にこちらのペースに引き込みます。

 

以上、イニシアティブについていろいろ書いてきました。

言葉では表現できない微妙なニュアンスがたくさんあります。

 

タイミングや状況によっては、こちらからかかわっていくことが難しい場合もあります。

でも、できるなら、こちらからかかわっていったほうがペースはつかみやすいです。

どうかいろいろと練習をしてみてください。

 

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