宮本武蔵の書いた『兵法35か条』のゆるい現代語訳を書いています。
今回は第26条。「残心・放心」の話です。
第26条 残心・放心のこと
今回のテーマである「残心・放心」とは…
時と場合によって変化するこころの状態のことです。
こころには2種類あります。
ひとつは「意」です。
これには、気力とか集中する気持ちといったニュアンスがあります。
もう一つは「心」です。
これには、広い意味の精神や心構えといったニュアンスがあります。
刀を手にしたときは…
「意」を手放し、「心」を残しておきます。
いざ敵を攻撃するときは…
「心」を手放し、「意」を残しておきます。
これが「残心・放心」です。
この話は、人によっていろいろな受け止め方ができます。
自分なりに、よく研究してみてくださいね。