あーりーです。
武道をやらないのに、『五輪書』を読むのが好きです。
といっても、べつに『五輪書』を読んでだれかに勝とうとしているわけじゃありません。
ただ単に、心の拠りどころなんです。
安心するというか。
ぼくは心の弱い人間なので、すぐに不安になったり、緊張したりします。
そんなとき、『五輪書』はぼくの心の支えになってくれます。
『五輪書』は、いろいろな出版社から出ていますよね。
最近ハマっているのは、岩波文庫の『五輪書』です。
テンションあがりますよ!
現代語訳が載ってない
岩波文庫の『五輪書』が、ほかの出版社の『五輪書』と決定的に違うのは、現代語訳が載っていないことです。
原文だけなんです。
若干の脚注はありますが、基本、ぜんぶ原文です。
なんて硬派なんでしょう!
この硬派な感じがたまりません。
原文が読みたい
いろんな出版社の『五輪書』を読んでいると、それぞれ現代語訳の表現が違うのがわかります。(ときには原文も違います)
どの現代語訳にも、味があります。
いろんな現代語訳に触れていると、「原文が読みたい!」という欲求が高まってきます。
原点に直接触れたいという欲求です。
それはたとえば、世界遺産をテレビやインターネットで見るだけでは満足できなくて、実際に行ってみたい!と思う感覚と似ているかも知れません。
自分の目で『五輪書』のホンモノを確かめたくなるんです。
その欲求を満たしてくれるのが、岩波文庫の『五輪書』なんです。
原文しか載せない潔さ
岩波文庫のほかにも、原文が載っている『五輪書』はあります。
でもたいていは、現代語訳も同時に載っています。
岩波文庫には、原文しか載っていません。
その潔さ。
惚れます。
読書がお好きな方なら、岩波文庫のあの知識欲をそそるなんとも言えない雰囲気がお分かりになると思います。
向学心を刺激するあの独特のオーラ。
いいですよね。
そんな岩波文庫が、原文だけの『五輪書』をババーーン!と出している。
読まずにはいられません。
『五輪書』が脳に直接入ってくる
『五輪書』を原文で読むと、意味が直接脳に入ってくるような気持ちよさがあります。
現代語訳というワンクッションがないぶん、ダイレクトに意味を感じ取ることができるんです。
シェークスピアを英語で読む
ぼくは英語が読めないのでわからないんですけど…
たぶん英語のわかる人は、シェークスピアの名句を日本語訳で読むよりも、英語で読んだ方がスッキリ頭に入ってくるんじゃないでしょうか。
それと同じです。たぶん。(←英語が読めないのでわからない)
『五輪書』の原文は難しくない
『五輪書』の原文は、意外とわかりやすい言葉(現代語に近い言葉)で書かれています。
だから、ぼくのように古文の知識のない人間でも、わりとスムーズに読むことができます。
(意味の分からない部分は雰囲気で読めばOKです)
原文を読んでいる!っていう悦び
岩波文庫を読んでいると…
あぁ♪ 自分はいま原文を読んでいる~!っていう悦びを感じます。
原文に触れると、あらためて思うところがいろいろあります。
ぜひブログに書きたい。
と、思いつつ…
『五輪書』を読むのが楽しくて、ついついパソコンではなく本を開いて、読書にどっぷりと浸る毎日です。
しあわせです♪