このサイトでは宮本武蔵の五輪書をゆるく訳しています。
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火の巻(9)
四つ手を放す
どうも。宮本武蔵です。
相手とがっちり張り合ってしまったときは
どうしたらいいでしょう。
相手も張り合う心を持っていて、
こちらも張り合う心を持っている…
そんなときは、
いっそ張り合う心を捨てて下さい。
同じ土俵で張り合っていても、得るものはありません。
力ずくで張り合うのをやめます。
気持ちの切り替えです。
がっちり四つに組んだ手をパッと放して
相手が思いもよらないアプローチに切り替えるんです。
これを「四つ手を放す」といいます。