火の巻(10)
陰を動かす
今回は「人の本心はとっさの言動にあらわれる」という話です。
戦いにおいて相手の作戦が読めないとき、どうすればいいでしょう。
そんなときは不意をつきます。
不意をつくと、相手はとっさに反応しようとして刀を動かします。
刀の動きには本心があらわれます。
これを「陰を動かす」といいます。
刀の動きから相手の作戦を読み取り、
それとは違った戦い方で対応します。
相手の本心がわかってこそ、適切な関わり方ができます。
相手の本心がわかったら、タイミングを逃さないことが大切です。