火の巻(13)
平常心を失う
平常心を失うと、人は崩れてしまいますよね。
平常心を失うのはどんなときでしょうか。
いろいろありますが、実戦に関する場面でいうと、
たとえば次のような心理状態のときです。
ギリギリの危険を感じてドキドキ、ハラハラするとき。
これを「きわどき心」といいます。
これは無理だ!と思うような困難に直面したとき。
これを「無理なる心」といいます。
予想外の、思ってもみなかったことが起きたとき。
これを「思わざる心」といいます。
こうした心の動きをよく知って、ものごとに役立てたいですね。