このブログでは宮本武蔵の『五輪書』のゆるい現代語訳を連載しています。きょうもお付き合いくださってありがとうございます。⇒全体のもくじはコチラです。
火の巻(21)
リベンジの心得
どうも、宮本武蔵です。
「山海の心」という考え方があります。
今回はそれについて書かせていただきます。
何かにトライして一回失敗したからといって
すぐにあきらめてしまうのは、もったいないですよね。
ぜひ再チャレンジしたいものです。
そのとき、おなじ失敗を2回までするのは
しかたのないこととしても、
3回目は避けたいですよね。
戦いの場面でも、
ある方法でしかけて、それが通用しなければ、
ガラッと別の発想で仕掛けることがよくあります。
発想を変えるんです。
「山」と思うところを「海」と発想し、
「海」と思うところを「山」と発想します。
これを「山海の心」といいます。
このあたりの機微、
ぜひ私たち一人ひとりのシチュエーションにあわせて
自分のものにしていきたいですよね。
以上、宮本武蔵でした~。