力まず、ただ道筋のままに。これも宮本武蔵の『五輪書』で知った考え方です。
力むとうまくいかないことって多いですよね。
たとえば、
もっと強くなくてはいけない…
もっとテンションをあげなくてはいけない…
もっと強烈でなければならない…
もっとうまくやらなくてはいけない…
そんなふうに考えて無理をすると、
自分の調子がくるってしまいます。
そういうときは五輪書の水の巻(7)を読みます。
そこには、力まなくていい、と書かれています。
刀は、力んで速く振ろうとすると、振れないそうです。
自然に、刀の道筋に反せずに振れば、指2本で持っても自在に振れるといいます。
力まず、ただ道筋のままに。その自然体がどんな怪力よりも力になるんですね。