火の巻(22)
最後の詰め
一見自分が勝ったように見えても
敵が心から敗北を認めていない限り
本当に勝ったとは言えません。
そんなときは気持ちをキリッと引き締めて
徹底的に勝ちます。
こんなふうに、最後の詰めをきちんとすることを
底を抜くといいます。
最後の詰めは
刀で行うこともあれば
体で行うこともあり
心で行うこともあります。
そのあたり柔軟に考えたいですね。
敵が反発する気持ちをなくしたときは
こちらも戦う気持ちを捨てられます。
わだかまりがあるうちは
本当の勝利とは言えません。