五輪書の現代語訳その74

風の巻(2)

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強さとやさしさ

刀を振るとき…

力ずくで斬ろうとしても
うまくいきません。

荒々しいだけでは、
勝てないのです。

それなら、
やさしく斬ればいいのでしょうか。

それもちょっと違います。

blogirasuto1

実際の戦いでは、

強く斬ればいいわけでも、
やさしく斬ればいいわけでもありません。

では、どう斬ればいいのか。

ずばり、

「勝てるように斬る」

これです。

強く斬ること、やさしく斬ることが
大切なのではありません。

「勝つこと」が本来の目的です。

いつでも本来の目的を
見失わないようにしたいものです。

***

うまくいくには、うまくいくだけの道理があります。

無理をしたからといって、うまくいくわけではありません。

***

自分は強くあるべきだ…
自分はやさしくあるべきだ…

そんなふうに感じることが
あるかもしれません。

そんなときは、
なぜそう思うのかを
感じてみてください。

強くあることが
目的ではないはずです。

やさしくあることが
目的ではないはずです。

強い自分になることで、
やさしい自分になることで、
本当に手に入れたいものがあるはずです。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

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