宮本武蔵の『五輪書』には、心に残ることばがたくさんあります。今回は水の巻からつぎの3つをピックアップしてみました。
「ふだんから本番のように。本番はふだんのように」
『五輪書』水の巻(2)より。原文は「常の身を兵法の身とし、兵法の身を常の身とする」です。
「相手の動きを知りながら、相手の動きにとらわれない」
『五輪書』水の巻(3)より。相手の動きを知りながらも、それに惑わされないようにする、という意味ですね。原文は「敵の太刀を知り、いささかも敵の太刀を見ず」です。
「遠いところを近く見て、近いところを遠く見る」
『五輪書』水の巻(3)より。遠く離れたものごとを見るときは、まるで近くを見るようによく見る。近くのものごとを見るときは、まるで遠くから眺めるように全体を見る。そんな感じの意味ですよね。
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