五輪書の現代語訳その32

宮本武蔵『五輪書』水の巻(23)のゆるい現代語訳です。相手の懐に飛び込むときのはなしです。

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相手に寄り添う

相手の懐に飛び込むときのコツです。

このときは、
少しも手を出さないようにしましょう。

寒さに凍える猿のように縮こまって、
まったく手を出さないのがコツです。

この姿勢を「秋猴(しゅうこう)の身」といいます。

相手が斬りかかってくる前に
こちらから素早く懐に飛び込みます。

このとき、少しでも手を出そうとすると、
手が伸びて、かならず距離が生まれます。

距離をゼロにするには、
まず、手を出さないことです。

相手の刀を素手で受け止めるくらいの気持ちで、
余計な手出しをせず、素早く寄り添うのです。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

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