五輪書の現代語訳その46

宮本武蔵『五輪書』火の巻(3)のゆるい現代語訳です。原文のタイトルは「枕を押さえる」です。

スポンサーリンク

敵の動きを封じ込める

敵のしようとすることを
先回りして封じ込める…

これを「枕をおさえる」といいます。

敵が動き出す前に
敵の思惑を読み取って
動きを封じ込めます。

例えば…

敵が打ってこようとするとき、
打つという字の「う」を封じ込めます。

敵がかかって来ようとするとき、
かかるという字の「か」を封じ込めます。

敵が飛ぼうとしたら、
飛ぶという字の「と」を封じ込めます。

敵が斬りかかってきたら、
斬るという字の「き」を封じ込めます。

敵が何かをしようとするとき、
たいしたことのない技は自由にやらせます。
こちらにダメージがありそうな技は、封じ込めます。

ここでひとつ、
気を付けて頂きたいことがあります。

戦いでは、先手をとることが大切です。

でも…

相手の技をおさえよう、おさえようとしていると、
その時点ですでに後手に回っている恐れがあります。
このあたりの機微に気を付けたいですね。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

お気軽にシェアしていただけると嬉しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事コンテンツ