宮本武蔵の書いた『兵法35か条』のゆるい現代語訳を書いています。
今回は第27条。「縁の当たり」についてです。
第27条 縁の当たり
敵が刀で斬りかかって来たとき…
みなさんなら、どうしますか?
間合いが近ければ、
敵の攻撃を刀で叩いたり、受けたり、当てたりしますよね。
叩くにしろ、受けるにしろ、当てるにしろ、
どれも敵を打つ「縁」をつくるためです。
「縁」とは、きっかけとか糸口のことです。
戦っていると、勢いに乗ることもあるでしょう。
タイミングをはずすこともあるでしょう。
突くこともあるでしょう。
それらもすべて、敵を打つための「縁」づくりです。
体も心も刀も、つねに相手を打つことを意識するんです。
すべては打つためです。
この意味をよく考えて自分のものにしてくださいね。