宮本武蔵『五輪書』火の巻(5)のゆるい現代語訳です。原文のタイトルは「景気を知る」です。
状況を読む
今回のテーマは「状況を読む」です。
大勢と向き合うときは、
集団の勢いのアップダウンを感じ取ります。
相手集団の気持ちを読み、雰囲気をつかみます。
そのうえで、こうしたらきっとこうなるだろうな、と先を読みます。
一人を相手にするときは、
その人の人柄を重視します。
その人の強いところはどこか?
弱いところはどこか?
それを踏まえて対応します。
ありきたりの反応ばかりするのではなく
ときには相手の思いもよらない反応を示すのも
良いですね。
相手の気持ちのメリハリを感じ取って、
その波をとらえます。
感じ取った波にうまく乗って
先を考えながら対応するといいですよ。