宮本武蔵『五輪書』火の巻(6)の現代語訳です。いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
剣を踏むということ
「剣を踏む」とは、
相手が仕掛けてきたとき…
その状況の中にメリットを見つけて
それをうまく活かして即座に切り返すことです。
タイミングが重要です。
相手と同時にぶつかり合うのでは、
早すぎます。
相手の動きが終わったあとでは、
遅すぎます。
例えるなら…
敵の打ち出してきた刀を
足で踏みつけて押さえるようなタイミングです。
足に限りません。
体で踏む、心で踏む、刀で踏む。
いろいろなイメージのしかたがあります。
相手の出方をタイミングよく受けて
即座に応じる。
これが「剣を踏む」ということです。
研究しがいのあるテーマですよね。