五輪書の現代語訳その60

火の巻(17)

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うろめかす

「うろめかす」という戦い方があります。

これは、敵に確信を持たせないようにする戦い方です。

たとえば大人数での戦いの場合…

敵の心を「そっちか、こっちか?」と惑わし、

「あれだろうか、これだろうか?」と惑わし、

「遅い? はやい?」と惑わせて、敵をうろたえさせます。

1対1の戦いでも同じことが言えます。

チャンスに応じていろいろな技をしかけます。

たとえば…

打つと見せかけて打たず、

突くと見せかけて突かず、

懐に飛び込むと見せかけてそうせず、

敵を惑わせます。

こうやって敵の判断を狂わせ、その隙をとらえて思いのままに勝つんです。

これが「うろめかす」という戦い方です。

よく掘り下げてみて下さいね。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

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