五輪書の現代語訳その72

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風の巻(序文)

宮本武蔵です。

世の中には、わが流派のほかにも、
いろいろな流派があります。

この巻では、
ほかのいろいろな流派について
触れてみようと思います。

他流を知ってこそ、自分流が確立できます。

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さて。

ほかの流派には、どんなものがあるでしょう。

長い刀で戦うことを
売りにしている流派もあれば、

短い刀で戦うことを
売りにしている流派もあります。

または…

2人一組で練習するときの
バリエーションの多さを売りにしている流派もあります。

でも…

私から言わせて頂くと、

これらの流派は、どれも真実の道ではありません。

武芸を「飯のタネ」「売り物」と考えています。

世間へのウケがいいように、飾り立てているだけです。

刀の振り方、身のこなし方など、
細かいテクニックのほかに、
もっと大切なものがあるはずです。

この巻では、
わが流派とほかの流派のちがいに注目します。

そうすることで、
わが流派の特徴をよりハッキリと
お伝えできれば幸いです。

では、「風の巻」のはじまりです!
よろしくお付き合いください。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

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