五輪書の現代語訳その10

宮本武蔵の『五輪書』地の巻(6)の現代語訳です。

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兵法の利を知ること

鉄砲の名人のことを、なんというでしょう?

鉄砲撃ちといいます。

槍の名人のことを、なんというでしょう?

槍使いといいます。

長刀の名人のことを、なんというでしょう?

長刀使いといいます。

このパターンでいけば、刀の名人のことは、刀使いというのが普通です。

でも実際はちがいます。

刀の名人のことは、

「兵法者」

といいます。

ね。

そう考えると、刀ってちょっと特別ですよね。

ところで、

世の中にはいろいろな道があります。

儒学、仏法、茶道、マナー、エンターテイメント。

これらは、もちろん兵法の道とはちがいます。でも…

どんな道であっても、その道を広く知ってゆけば、ほかのさまざまな事にも活かせるようになっていきます。

つまり、人はだれでも、これと決めた自分の道を、愛して愛して磨きぬいていくことが大切なんです。

五輪書のゆる~い現代語訳もくじ

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