宮本武蔵の『五輪書』は名言の宝庫です。ゆる~い現代語訳で、武蔵の名言を抜粋してみました。
「これまでの戦いですべての人に勝てたのは、けっして自分の武芸がすぐれていたからではない」
『五輪書』の序文の言葉です。宮本武蔵は連戦連勝でした。武蔵は「もしかすると対戦相手が弱かったのかも知れない…」という可能性も忘れず、謙虚に腕を磨きつづけました。
「刀の長さは関係ない。長い刀でも勝ち、短い刀でも勝つ」
『五輪書』地の巻(5)より。長い刀や短い刀に特化した流派がある中で、武蔵は刀の長さにこだわらず、長くても短くても勝てるようにするのが良いと言っています。
「人はだれでも、これと決めた自分の道を、磨きぬいていくことが大切なんです」
『五輪書』地の巻(6)より。原文は「いずれも人間において我が道々をよく磨くこと肝要なり」です。