宮本武蔵『五輪書』地の巻(8)のゆるい現代語訳です。武蔵がものごとのタイミング、流れについて語っています。
拍子のこと
どうも、宮本武蔵です。
武芸に限らず、どんなものにも、タイミング、流れ、呼吸、機微といったものがありますよね。
これを「拍子」と呼ぶことにします。
拍子に背かず、波に乗っていきたいものです。
目に見える拍子。見えない拍子。
いろいろあります。
相手がいる場合は…
相手とあう拍子、あわない拍子を知るようにしましょう。
拍子には、大きいものや小さいもの、
速いものや遅いものがあります。
ぴったりとあう拍子もあれば、
間をとる拍子、逆をつく拍子もあります。
自分に拍子があるように、相手にも拍子があります。
世の中の流れにも、拍子があります。
それを忘れないようにしたいですね。