宮本武蔵の書いた『五輪書』には、いいな~と思うフレーズがたくさんあります。いくつか抜粋して、ゆるく現代語訳をしてみました。
今回はおもに、心のあり方についての言葉です。
「心は広く、まっすぐに。張りつめず、ゆるまず、片寄らず」
『五輪書』水の巻(1)より。ものごとに臨むときの心のありようです。原文は「心を広く、直にして、きつくひっぱらず、少しも弛まず、心の片寄らぬように」です。
「体は忙しく動いても、心まで忙しくならないように」
おなじく『五輪書』水の巻(1)より。原文の「何とはやきときも心は少しもはやからず」をこのように訳してみました。
「心が体につられないように。体が心につられないように」
これも『五輪書』水の巻より。原文は「心は体につれず体は心につれず」です。
以上。今回はおもに心のあり方についての、武蔵の言葉でした。
読んでくださってありがとうございます。