宮本武蔵『五輪書』水の巻の序文です。武蔵は自分の流派を水に例えています。
水の巻(序文)
わが流派の心をひとことで表現すると、水です。
水のような心で取り組みましょう。詳しくはあとで書きますね。
また、
相手が多くても少なくても、関係ありません。
ひとりの人間を相手にするのと同じ姿勢で向き合いましょう。
それから、この本の読み方ですが…
「読む」とは思わないでください。
「習う」とは思わないでください。
「真似する」とは思わないでください。
では、どうすればいいのか?
どうか「気づく」つもりで、この本を手にとってください。
大切なのは当事者意識です。
外から与えられた情報をただ受け取るのではなく、みなさんの内側からあふれ出てきたものを感じ取る。
そんなふうに読んでいただけると嬉しいです。