宮本武蔵の『五輪書』には、イイなぁ~♪ と思う言葉がいっぱいです。心に残った武蔵の言葉をいくつかピックアップして、ゆるゆるに現代語訳してみました。
「無理せずいきましょう」
『五輪書』風の巻(2)より。原文は「少しも無理なる事を思わず」です。」です。
「相手の懐に飛び込むと決めたからには、少しも手を出してはいけません」
『五輪書』水の巻(23)に書かれている内容です。
「うまくいくには、うまくいくだけの道理があります」
『五輪書』風の巻(2)より。原文は「物事に勝つということ道理なくしては勝つことあたわず」です。
「刀がないと勝てないという思い込みは捨てましょう」
『五輪書』火の巻(26)より。原文の「束を放す」という言葉には、「刀を捨てる」「刀へのこだわりを捨てる」という意味が込められています。
「とっておきの奥義など無いのです。奥義も基本もすべてつながっています」
『五輪書』風の巻(9)の内容をまとめた言葉です。奥義は基本に通じ、基本は奥義に通じます。奥義と基本を区別しても意味はないと武蔵は言っています。