宮本武蔵の『五輪書』の現代語訳から、心にとまった言葉を書きだしてみました。
「心を真ん中におく」
『五輪書』水の巻(1)にある表現です。緊張するときや不安なときも、心をからだの真ん中に置くように意識すると、ちょっぴり勇気がわいてきます。
「心を水にする」
『五輪書』地の巻(4)より。宮本武蔵は心のありようを水に例えています。
「水は容器によって四角にも丸にもなります」
『五輪書』地の巻(4)より。水は変幻自在の適応力を持っています。
「水は、小さな一滴にもなれば、大きな海にもなります」
『五輪書』地の巻(4)より。水の可能性は無限大です。
「ぜんぶに力を入れると、うまくいきません」
『五輪書』水の巻(4)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。刀の持ち方について武蔵が語っています。
「力を入れる部分と、ゆるめる部分のバランスが大切です」
『五輪書』水の巻(4)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。刀を握るとき、ギュッと握る指と、ゆるく握る指があってはじめて、うまくいくそうです。緩急ですね。
「考えるよりも先に、心と体が反応する」
『五輪書』水の巻(16)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。無念無相について書かれた部分を、こんなふうに訳してみました。